こんにちは!私はNobuと申します。
今回は日本人選手の活躍が目覚ましいプロボクシングの基礎知識について書かせて頂きます!
プロボクシング基礎知識
🥊プロボクシングを観戦するにあたって、基礎的な知識(階級や団体など)を紹介していきます。
ラウンド数
🥊試合のラウンド数は選手の戦績に応じて徐々に増えていきます。
〇プロデビュー後に4回戦➡️6回戦➡️8回戦➡️10回戦➡️最終12回戦と増えていきます。
✅それぞれの数字がラウンド数になります(ex.4回戦=4ラウンド)。よって世界戦は12ラウンドで勝敗を決めます。
試合時間
🥊1ラウンド3分、ラウンド間のインターバルは1分間となります。世界戦での試合時間は36分(12Rx3分)となります。怪我でドクターチェックが入ったりすると中断時間が加わります。
リングの大きさ
🥊形は正方形で4本のロープで囲ってあります。大きさは一定ではなく、一辺の大きさが18フィート(5.47m)以上、24フィート(7.31m)以下という基準が設けられています。
勝敗について
🥊大きく分けて2種類のKO(ノックアウト)か判定によって勝敗が決まります。
〇KO(ノックアウト)
➡️ダウン後10カウント以内にファイティングポーズを取れない状態。
〇TKO(テクニカルノックアウト)
➡️レフェリーがこれ以上の試合続行が危険だと判断した場合。
➡️有効打(反則以外)による負傷でドクターから試合続行が不可能だと判断された場合。
➡️セコンドが棄権を申し出た場合。
〇判定
➡ノックアウトで決着がつかなかった場合、3人のジャッジ(副審)の採点で決着を付けます。
✅採点は各ラウンドごとに10点満点の減点方式で採点します(採点基準は下表参照)。
✅世界戦は判定が引き分けの場合、チャンピオンが防衛成功となります。
点数 | 採点基準 |
10-10 | 互角の場合 |
10-9 | 一方が優勢の場合 |
10-8 | 1度のダウンやそれに等しいダメージを被った場合 |
10-7 | 2度のダウンやノックアウト寸前になった場合 |
10-6 | 3度のダウンを被った場合 |
✅これ以上点差が開いた場合は、レフェリーが試合を止めるため点数設定がありません。
階級について
🥊ボクシングの階級は全17種類と細かく設定されています。
階級 | 体重 |
ミニマム級 | 47.627kg以下 |
ライト・フライ級 | 48.988kg以下 |
フライ級 | 50.802kg以下 |
スーパー・フライ級 | 52.163kg以下 |
バンタム級 | 53.524kg以下 |
スーパー・バンタム級 | 55.338kg以下 |
フェザー級 | 57.153kg以下 |
スーパー・フェザー級 | 58.967kg以下 |
ライト級 | 61.235kg以下 |
スーパー・ライト級 | 63.503kg以下 |
ウェルター級 | 66.678kg以下 |
スーパー・ウェルター級 | 69.853kg以下 |
ミドル級 | 72.575kg以下 |
スーパー・ミドル級 | 76.204kg以下 |
ライト・ヘビー級 | 79.379kg以下 |
クルーザー級 | 90.719kg以下 |
ヘビー級 | 90.719kg以上~上限なし |
主要団体について
🥊プロボクシング界には世界中に世界王者認定団体が存在しますが、最も権威のある主要団体が以下の4団体となります。

🥊それぞれの団体に世界王者が存在し、王者以下のランキングが1位~存在します。よって1つの階級に複数人の世界王者が存在する事になります。他団体同士の世界王者が対戦する一戦を『統一戦』、それに勝利すると『統一王者』という事になります。
✅井上 尚弥チャンピオンは2階級で4本全てのベルトを獲得しているため『4団体統一王者』となります。
パウンドフォーパウンド(PFP)について
🥊ボクシングは前述した通り多くの階級が存在します。その階級の壁を取り払って、どの世界王者が最も優れているかを示すのがPFPです。
アメリカで最も権威のあるボクシング専門誌『ザ・リング』が選定するランキングが有名です。階級に加え複数団体の世界王者が存在する中で、どの世界王者が最強かを表す指標になり、選ばれる事は世界的に評価されている事にもなります。
✅評価されるポイントとしては、試合内容や対戦相手などが重要な要素となります。井上 尚弥チャンピオンは2022年にザ・リング誌のPFPランキング1位を獲得しています。
まとめ
今回はボクシングの基礎知識を紹介させて頂きました。現在の日本ボクシング界は多くの世界王者が存在し、これまでにない程の盛り上がりを見せています。
以前にも紹介させて頂いた井上 尚弥チャンピオンを中心に、3階級制覇を達成した中谷 潤人チャンピオン、4階級制覇を達成した田中 恒成チャンピオンなど現在現役で9名の世界王者が誕生しています。
同じ階級での日本人世界王者同士の統一戦など、今後も見どころ満載の注目カードが続くと思いますので注目して観戦していきたいと思います!
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